八尾漆工芸 代表 稲田功一でございます。
社寺仏閣の漆塗り施工、仏壇仏具製造に携わって30年余り、およそ100ヶ寺に及ぶご寺院様への漆塗りを施工してまいりました。
日本全国各地のご寺院様へ赴き仕事をさせていただいております。
日本屈指の大手仏壇メーカー様の寺院工事におきましても、漆塗り工程の主力として活躍させて頂いております。
私がお仕事をさせて頂く上で最も重視しておりますのは、伝統的工法・材料を用いる事を頑なに守るということです。
特に下地には本堅地、塗りには天然漆刷毛塗り、そして蝋色による鏡面仕上げという古来より伝わる最高峰の工法に拘っております。
施工中のいついかなる時でも、どのような材料を使い、どのような作業をしているのかを
明確にお答えすることができるのも、本物の仕事をすることができる証しです。
「匠」という言葉が安易にもてはやされる昨今ですが、ご寺院様において本物の漆塗りができるのはごくわずかな職人だけとなりました。
また私は毎回ご寺院様でお仕事させていただく際には、お寺様との信頼関係を築かせていただくことを大切にしております。
できる限りご寺院様のご要望にお応えし、ご満足頂ける仕上がりを実現いたします。
後世に残さなければならない大切な仕事であることを忘れることなく、日々努めてまいります。