新築のお寺様の内陣天井に漆を塗り、金箔を押しました。通常は天井の格と天井板は分離させることが出来るので別々に作業することがほとんどですが、このお寺様は構造上天井板と格を分離させることが出来ないため、下地作業等で隅をきっちり作ることに注力しました。
天井板と格の底は布着せを施し、本堅地の下地となっております。
漆塗りは艶消し漆の縦塗り(刷毛で塗りっぱなしにする技法)ですが、刷毛目や埃をかなり抑えこみました。
金箔も艶消しの上品で落ち着いた光沢となりました。

工期

２ヶ月

施行期間

令和６年８月～９月

地域

大阪府

宗派

浄土真宗本願寺派