先月のことですが、同郷の友人で、京都市立芸大で漆工を教えておられる安井友幸さんの個展に行きました。
兵庫県の篠山市で開催された、「丹波篠山まちなみアートフェスティバル2018」に、招待作家として出品されていました。
安井さんの作風は、自然や水辺をテーマにしたものが多く、作品を見るとまるで実際の自然の風景に癒されるような感覚があります。
一見すると、漆で作られているとは思えないような斬新な色合いですが、よく見るとやはり漆でなければ出せない色や質感であることがわかります。
漆や伝統的な工法を使い、素晴らしい独自の世界観や作品を作り上げておられます。
私と同い年で、同じ漆を使った仕事をされていますが、その表現方法は全く異なっており、漆にはこんな可能性もあるのかと、彼からはいつも良い刺激をもらっています。